「スモールビジネスの教科書」武田所長 

安心を得るための起業とは?

自分にしっくりくる起業ノウハウが知りたい!                                   派手な起業成功の話はたくさん聞いたけど自分でできるとは思えない。。。                      起業ノウハウ本はたくさん読んだけど、結局どのように始めてよいか分からないよ。

このような方におススメしたいのが、この「スモールビジネスの教科書」です。

目次

Think Smallこそが成功への近道!?

新しいアイデアでカッコ良く、大きくリスクをとって世の中を変革するベンチャー事業。ビジネス本で目を引くのは、イーロンマスク氏のテスラモーターの成功物語、Paypalの共同創業者のピーターティール氏のZero to Oneなど大成功体験を赤裸々に語った本や、これら成功モデルを分析したものがベストセラーとなってますが、「スモールビジネスの教科書」は一味違います。小さくとも、既に市場があり確実に儲けられる正にスモールビジネスを薦める本です。内容は分かり易い表現が心がけられていて、読みやすいものとなってますが、筆者がコンサルタントなので、経営学の用語や経営学のモデルを使った説明も随所にあります。しかし、そうした専門用語に頼った説明ではないので、分からなくても読み進められるし、分からない用語や説明は自分で調べながら読んでみると理解が深まると思います。因みに私はイーロンマスク氏の本もたくさん読み、ピーターティール氏のZero to Oneは和英両方持っているほどのファンですが、「スモールビジネスの教科書」は彼らほどビジネスセンスを持っていなくても成功できるのでは?と思える内容で、派手なビジネス本とはまた違った興奮を覚える本です。

ゴミ拾い事業で稼ぐ!

ゴミ拾いをやって稼ぐ、と言っても実際にゴミ拾いをするのではないです。大手が入っている市場があり、でも大手だとコストがかかり過ぎて、敢えて対応していない客層に対応するなど、いわゆる大手が見向きもしないゴミのような案件で稼ぐというのです。え!それって儲からないから大手やらないんだよね。それやったら成功しないんじゃないの?と最初は思いました。筆者はそこを詳しく説明していきます。大手が対応しない、できない、でも需要はある。需要はあり対応している企業、個人はあるけど、対応しきれていない、つまりこの需要に対応している企業がある小さな市場は、競合多数でありながらも、新規参入しても十分倒すことができる競合ということです。こうしたスモールビジネスこそチャンスだと筆者は言います。更に筆者は説明します、差別化なんか必要ないと。えー!、小さい企業こそ価格競争を回避するために差別化必要なのでは?と思いましたが、既に市場があり、且つ小さい市場で、既にあるサービスや製品のコピープラスくらいでも十分としています。ビジネス本の大半が高付加価値サービス・製品による差別化、ニッチ市場を狙えと主張しているに対して、これらを否定・批判することなく、その考えをリスペクトしながら自身の主張をしていることも、ビジネス本をたくさん読んでいる人でも頭にすんなり入ってくると感じた理由だと思います。

小さな成功で十分

ビジネス本で売れている印象があるのは、奇抜なアイデアで億万長者!起業から数年で上場して大金持ち!などの派手な成功体験ものかなと。ですが、この本の中で言われているのは、そんな一か八かの大成功よりも、小さな成功で数億稼ぐのは可能。そして、人間の欲は年を追うごとに減少するので、若いうちにお金を持てるようになった方が良いと主張してます。確かに、世の中メディアを騒がしている成功者の方は大豪邸に住み、高級車を駆り、美男美女を側にというイメージがありますが、果たして自分は本当にそうなりたいのか。。。自分なんかもう若くないので、特に大豪邸とか住んだら掃除がたいへん、冷暖房費かかりそう、スポーツカーとか乗っても乗りこなせないって思ってしまいます。それよりも、小さな成功でお金に不安が無くなるくらい稼いで安心できる暮らしをしたい。そう、生活に不安が無くなると人生豊かにできると実感する年齢になっているので、この本の内容は非常に魅力的に感じました。そう考えるとスモールビジネスを今からでもやってみよう!って思わせてくれる本ですね。あとは実践する勇気かなぁ、それが大変なんですけどねー。ですが、やったもん勝ちなんでしょう、世の中は。

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この記事を書いた人

みちしるべぇのアバター みちしるべぇ 経営コンサルタント

✓経営コンサルタント
✓FX歴は13年
✓趣味:読書、ゲーム、映画鑑賞、旅行大好きなアラ○○○のおじさん

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